抗がん剤の副作用を知るサイト

癌治療に用いられる抗がん剤の副作用とは

抗がん剤の副作用を知りたい人のために、
化学療法で使われる薬の概要と副作用を調べてまとめました。
また、副作用が心配な方々を中心に、近年注目されている遺伝子治療や免疫療法といった
先進医療についても分かりやすく説明していますので、
興味のある人は参考にしてみてください。

副作用を心配する人が
選んでいる癌治療

遺伝子治療は近年注目されているがん治療で、副作用や身体への負担が少なく、がんの早期発見や未然に防ぐ効果も期待できる治療法です。免疫療法はその他の癌治療の効果をアップさせる働きがあり、遺伝子治療との併用にも期待が高まっています。漢方薬は補完代替医療とされています。

遺伝子治療

がんは遺伝子が傷ついたり異常が発生することによる病気であることに着目。正常な遺伝子を、がん細胞や周辺の細胞へ導入することで、がん細胞を自死(アポトーシス)へ導く治療法です。

免疫療法

体内に侵入した異物を取り除くために、誰もが備えている免疫力をアップさせて治療に役立てようとするもので、3大治療にくわえて「第4のがん治療」と呼ばれ、注目が高まっています。

漢方薬

免疫力や栄養、代謝といった身体の機能に働きかけて、がんに対抗しようとする治療法。他療法をサポートしたり、副作用を軽減するなどの目的や症状に応じて、さまざまな漢方薬が使用されます。

抗がん剤によるおもな副作用一覧

吐き気・嘔吐

吐き気や嘔吐は、抗がん剤が脳の神経を刺激することで起こります。抗がん剤治療を行なっている人に多く見られる副作用です。吐き気や嘔吐を緩和するための方法として、治療日の食事の量を減らしたり体を締めつけない衣服を着用したりするのが良いと言われています。
吐き気に襲われた時は、「冷たい水を口に含む」「体を内側に曲げて横向きに寝る」などの対策を取るようにしましょう。また、日頃から室内の換気を心がけ、匂いがこもらないようにすることも大切です。

白血球・血小板減少

抗がん剤は骨髄の働きを弱めてしまうものが多く、骨髄でつくられている白血球・血小板の減少につながるケースがあります。白血球が減少すると、抵抗力や免疫力が著しくダウン。そうなると感染症が起こりやすくなるだけでなく、通常よりも重症化する危険性が高いため、注意が必要です。がん患者にとって感染症は命にかかわる場合もあります。普段から手洗いやうがいを徹底し、体を清潔に保つのが1番の予防策です。万が一、38℃以上の発熱が続いたり口内炎ができたりした時は、すぐに主治医に相談しましょう。

脱毛

抗がん剤の副作用と聞いて「髪が抜ける」とイメージする方は多いかもしれません。毛根は代謝が早い組織なので、抗がん剤による影響を強く受ける場合が多いものの、実は個人差があります。髪が抜ける方と抜けない方がいるのです。
また、髪だけではなく、体毛や眉毛、陰毛が抜ける場合もあります。「髪が抜ける」というのは、誰にとってもつらい副作用です。もし抗がん剤治療を受けるのであれば、事前に帽子やカツラを用意して心の準備をしておくと、ほんの少し気持ちが和らぐかもしれません。

下痢

抗がん剤の刺激で消化管の粘膜が傷つくと、下痢が起こりやすくなります。そのため、下痢症状が心配な方は、普段から消化に良い食べ物を摂るようにしたり、脂質分や香辛料を使った料理を避けたりすると良いでしょう。
また、水分補給をこまめに行なうことも大切です。症状がひどい場合は、病院が下痢止めや整腸剤を処方してくれることもあるので、無理をせずに主治医に相談してください。

しびれ

抗がん剤治療中に神経障害が起こり、しびれが出るケースがあります。しびれの症状は「手足の感覚がなくなる」「電気が走ったようなピリピリした感覚がある」など、さまざまです。外傷に気づかなくなるほどのしびれが起こる方もいて、知らないうちにケガをしてしまうことも…。治療後、時間の経過とともに改善されますが、まれに1年以上長引く方もいます。あまりにしびれがひどいようなら、抗がん剤の量を調整したり治療をお休みしたりすることもできるので、不安な方は主治医にしっかりと症状を伝えましょう。

出血

治療をしていると骨髄機能が抗がん剤の影響を受け、血小板が少なくなることがあります。血小板は出血を止める役割を持っているため、少なくなると「出血しやすい」「血が止まりにくい」といった状態に。
抗がん剤治療中は激しい動作を控え、外傷や打撲に注意する必要があります。もし出血してしまった時は安静にし、清潔なタオルやガーゼで患部を圧迫してください。
あまりにも血が止まらないのであれば、早めに主治医や看護師に伝えて処置をお願いしましょう。

がん細胞を死滅させたり抗腫瘍作用がある各種の抗がん剤ですが、効果が高い分、副作用が強いものも多いのが現実。
そのようななか、がんと上手に付き合っている人たちが取り入れているのが遺伝子治療や免疫療法などの先進医療や漢方薬による補完代替医療です。

副作用の少ない先進医療を検討する方が増えています

がん治療の主流は、「外科手術」、「抗がん剤治療」、「放射線治療」の標準治療と言われる3つの治療法。最近はこの3大治療に新しい治療法をプラスして“もっと積極的にがんに立ち向かおう!”という患者さんが増えています。それは、欧米で研究が進められている、遺伝子治療や免疫療法などの先進医療と言われる新しい治療法を取り入れるクリニックが日本でも増え始めているからです。

遺伝子治療や免疫療法などの先進医療遺伝子治療や免疫療法は、抗がん剤治療や放射線治療のような激しい副作用がなく、体への負担が少ない治療法として注目されています。このように、がん治療は日々前進していて、標準治療以外の選択肢を多く持てる時代となっているのです。

しかし、治療の選択肢が増えているのと同時に、選択する際の判断の難しさにも直面してしまいます。遺伝子治療や免疫療法などを行っているクリニックは千差万別で、同じ名称であっても治療内容はそれぞれのクリニックによって異なっています。自分の病状に合っているか、治療費用は適切かなどを、自分の目できちんと確かめなければなりません。

遺伝子治療や免疫療法を行っている医療機関そこで、関東近郊で遺伝子治療や免疫療法を行っている医療機関をいくつかピックアップし、治療内容やクリニックの概要などをまとめてみました。それらの情報を比較して、自分の病状やライフスタイルに合ったクリニックを見つける参考になさってください。

安心して遺伝子治療・免疫療法が受けられるクリニック一覧

UDXヒラハタクリニックのHP画像

UDXヒラハタクリニック

クリニック内にラボを設け、詳細な遺伝子検査と患者さんに合わせたワクチンの作製を院内で行う日本で唯一の医療機関。発生した腫瘍だけでなく、がん予防としての効果も高い。

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プルミエールクリニック

NK-T細胞やNK細胞など4種類の免疫細胞をバランスよく培養して投与する“星野式混合型リンパ球療法”がメイン。これに樹状細胞療法や温熱療法などを組み合わせて治療する。

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がんのクリニック

こちらのクリニックで行っている免疫細胞療法は、がん細胞を殺傷する能力の高いナチュラルキラー細胞(NK細胞)を培養して体内へ戻す高活性化NK細胞療法がメイン。

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セレンクリニック

セレンクリニック東京では、樹状細胞を培養したワクチンを投与することで、がん細胞に対する免疫力を上げる「樹状細胞ワクチン療法」という免疫療法を行っている。

さくらクリニックのHP画像

さくらクリニック

がん抑制遺伝子を含む治療用タンパクを点滴で投与する治療を行う。全てのがん細胞へ効率良く遺伝子を届けることができるように、遺伝子運搬用のベクターにも工夫している。

東京シナジークリニックのHP画像

東京シナジークリニック

がん細胞が発生していると変異していることが多いという「p53」という遺伝子をベースに、いくつかのがん抑制遺伝子を組み合わせ、ワクチンとして投与する治療法を行う。

遺伝子治療・免疫療法・漢方薬の副作用を比較

 

抗がん剤のようにつらい副作用が少なく、最先端のがん治療として注目されている、遺伝子治療・免疫療法、そして、さまざまな効果が期待される漢方薬。今まで主流といわれてきた治療よりも、副作用が少ない治療法だといわれていますが、こういった治療の副作用にはどのようなものがあるのでしょうか。それぞれの副作用を比較してみます。

 

■遺伝子治療

  • ・従来の治療(「外科治療」「抗がん剤治療」「放射線治療」)との副作用の比較…少ない
  • ・頭痛…出る場合あり
  • ・発熱…出る場合あり
  • ・吐気、下痢…ほぼなし
  • ・食欲不振…ほぼなし
  • ・脱毛…ほぼなし
  • ・しびれ…ほぼなし
  • ・アレルギー反応…出る場合あり
  • ・疲労感…ほぼなし

 

■免疫療法

  • ・従来の治療(「外科治療」「抗がん剤治療」「放射線治療」)との副作用の比較……ほぼなし
  • ・頭痛…出る場合あり
  • ・発熱…出る場合あり
  • ・吐気、下痢…出る場合あり
  • ・食欲不振…出る場合あり
  • ・脱毛…ほぼなし
  • ・しびれ…ほぼなし
  • ・アレルギー反応…出る場合あり
  • ・疲労感…出る場合あり

 

■漢方薬

  • ・従来の治療(「外科治療」「抗がん剤治療」「放射線治療」)との副作用の比較…少ない
  • ・頭痛…ほぼなし
  • ・発熱…ほぼなし
  • ・吐気、下痢…ほぼなし
  • ・食欲不振…ほぼなし
  • ・脱毛…ほぼなし
  • ・しびれ…ほぼなし
  • ・アレルギー反応…出る場合あり
  • ・疲労感…ほぼなし

 

遺伝子治療の副作用

 

遺伝子治療で起こりうる副作用には、遺伝子の運び屋といわれる、ベクターの影響による副作用が考えられます。ウイルスの病原性を取り除いた後、がん抑制遺伝子を無毒化したウイルスに入れ、それをウイルスベクターとして使用していますが、毒性の除去が完全でなかった場合などに、頭痛、発熱など風邪に似た症状、血圧の低下などがみられる場合があります。

 

しかし、いずれも一時的な症状でおさまることが多く、簡単な治療で治癒できるため、重篤な症状になることはほとんどないようです。

 

他に、体内に導入された細胞による影響で、アナフィラキシーショックといったアレルギー症状がでる可能性もあります。しかし、発生の確率は非常に低確率であり、事前のアレルギー検査などで防ぐことは可能です。

 

また、体内に導入された遺伝子が作り出したもの(遺伝子産物)などにより、何らかの副作用が発生する可能性も懸念されています。

 

<他治療法との副作用の比較>

「外科治療」「抗がん剤治療」「放射線治療」と比較しても副作用が少ない治療法です。使用するベクターにより副作用の心配はありますが、非ウイルスベクターの研究も進んでいるため、今後さらに発展が期待できる治療法といえます。

 

参考:
2011年6月22日『遺伝子治療の動向と課題』国立医薬品食品衛生研究所 遺伝子細胞医薬部 内田恵理子

『遺伝子治療のための遺伝子デリバリーシステムの開発』大阪府立大学大学院工学研究科

2016年5月20日『【特集】がん遺伝子治療の現状と今後~九州大学 中西洋一教授に訊く~』

 

免疫療法の副作用

 

免疫療法により免疫の働きが高まりすぎてしまうことにより、臓器等を攻撃してしまうことが副作用としてあらわれることがあります。抗がん剤のような副作用はないといわれていますが、抗がん剤とは違った副作用があらわれる可能性がありますし、発生する時期も予測不能の部分があります。

 

また、免疫療法の治療内容によってもあらわれる副作用には違いがあります。採血した自身の細胞を使用する免疫細胞治療と共に、さらに効果が高いと期待されている、「免疫チェックポイント阻害剤」を使用する免疫治療には、肺炎などいくつかの重篤な副作用の報告もあります。

 

稀にアナフィラキシーショックなどのアレルギー症状や、疲労、発熱といった症状がでる可能性もあります。

 

いずれの場合も、副作用としてあらわれる頻度は決して高いものではありません。しかし、全くないとはいえませんので、副作用については医師による指導をきちんと受け、万が一副作用があらわれた場合の病院の対応についても、納得してからの治療開始が望ましいです。

 

<他治療法との副作用の比較>

「外科治療」「抗がん剤治療」「放射線治療」との比較では、副作用が少なく治療を受けることができます。

 

参考:
2017年5月2日『免疫療法 もっと詳しく知りたい方へ』国立がん研究センター

『2017年3月31日「免疫療法 まず、知っておきたいこと』国立がん研究センター

 

漢方薬の副作用

 

漢方薬治療で副作用がおこる原因には ・その人がもともともっていたアレルギーによるもの ・症状・体質に合わないものを使用した ・用法・用量が正しくなかった といったことが考えられます。穏やかな作用で副作用も少ないといわれている漢方治療であっても、正しく服用をしなければ副作用をひきおこす可能性があります。その人その人にあった漢方を処方してもらうためにも、正しい知識を持った医師のもとで治療を行うことが大切です。

 

<他治療法との副作用の比較>

体質や症状にあったものを使用することで、副作用の心配をすることなく使用できる治療法です。

 

参考:
2017年9月15日『漢方製剤等における副作用について』日本漢方生薬製剤協会

 

【免責事項】このサイトで紹介している情報は、抗がん剤の副作用を知りたい人のために管理人が独自に調べた内容です。現在使用している薬や代替医療について詳しく知りたい人は、必ずかかりつけの医師にご相談ください。