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副作用が心配な人に選ばれている癌の補完代替医療

副作用が心配な人から選ばれている癌治療を調査。遺伝子治療・免疫療法・漢方薬の3つについて紹介します。

選択する人が増えてきている副作用が少ない癌治療とは

「抗がん剤によって発症する副作用が気になる」という人から選ばれている癌治療がいくつかあります。ここでは「遺伝子治療」「免疫療法」「漢方薬」という3種類について紹介していきます。

以下に、各ページで解説している内容について、簡単にまとめてみました。

1.遺伝子治療

癌の先進治療のひとつである「遺伝子治療」は、正常な遺伝子を癌細胞やその周辺部位に投与することで、異常な細胞(がん細胞)の発生や増殖を防ぐという治療法です。遺伝子治療の特徴や、注目されている理由について、分かりやすく紹介しています。

2.免疫療法

外科手術、抗がん剤治療、放射線治療という3大治療にくわえて、第4の治療といわれている「免疫療法」は、本来人間が持っている免疫力を高めるために、免疫細胞を体外で増殖したり強化したりしてから体内に戻し、がんを攻撃しようという治療法。免疫療法について詳しく解説しています。

3.漢方薬

癌の代替医療として使われる「漢方薬」の種類とどのような効果があるのかについて、分かりやすくまとめています。

これらは、副作用を心配されている方にはぜひ知っておいて欲しい治療法です。一般的な3大治療と併用することで、より効果が期待できるという研究結果も出ていますので、参考にしていただきたいと思います。

補完代替医療のメリットとデメリット

遺伝子治療、免疫治療、漢方薬。補完代替医療にはいろいろな種類がありますがそれぞれのメリット・デメリットにはどんなものがあるのでしょうか?表にまとめてみました。

  主な治療方法 メリット デメリット
遺伝子治療 ・新型遺伝子治療JG-1

・治療薬に対する耐性がほとんどない

・1時間〜数時間の点滴治療のみで入院が不要

・抗がん剤治療と比べて副作用が少ない

・副作用が少ないことからも安全性が高い

・末期がんの患者さんにも使える

・免疫療法や化学療法、放射線治療との併用も可能

・がんの適用範囲が広い

・何らかの延命効果が期待できる

・効果や安全性の立証がされないままで治療が行われるケースが多くトラブルもある

・保険適用外のため治療費が高額(250〜300万円が相場)

・日本国内では遺伝子治療で承認された薬はない(2018年3月時点)

・治療が受けられるクリニックはまだまだ少ない

免疫療法

・免疫抑制阻害療法

・サイトカイン療法

・・BRM療法

※現在効果が認められている(標準治療となっている)免疫療法のみを記載

・従来の科学療法よりも副作用が少ない

・延命効果が期待できる

・症状の緩和、QOLの向上が期待できる

・がんの完治が期待できる

ほとんどの免疫療法は有効性が未確認

・効果が認められている免疫療法でも、適応となるがんの種類は限られている

・ほとんどの免疫療法は有効性が未確認

・効果が認められている免疫療法でも、適応となるがんの種類は限られている

・広義の免疫療法では科学的な証明がなく、保険診療として認められていない

・保険診療になっているものが少ない

・自由診療の免疫療法は治療費が高額

・副作用は少ないものの、思わぬ部位に副作用が出る場合がある

・症例が少ないため、副作用がいつ生じるか予測がつかない

漢方治療 漢方薬(十全大補湯、人参養栄湯、補中益気湯、半夏瀉心湯など)の処方

・副作用の軽減や、抗腫瘍、緩和医療などで活用できる

・周術期(手術治療)では全身状態の向上などが期待できる

・抗がん剤治療や放射線治療による副作用が軽減できる

・比較的安全性が証明されている

・合併症予防対策になる

・西洋医学的な解析も進み、エビデンスが蓄積された結果、外科などの医療現場でも使いやすくなってきている

・治療費用が比較的安価

・漢方薬だけでがんの治療はできない

・治療効果はあくまでの副作用の軽減などに限られてしまう

がん治療の補完代替医療には、様々なものがありますが、残念ながら免疫療法や遺伝子治療のように研究の余地が大いにあり、保険診療適用が受けられないものも少なくありません。保険適用でないと、治療費は自由診療となり高額な医療費がかかってしまう点がデメリットと言えます。がんを根治できる可能性がある治療法などは、やってみたいと思うのは当たり前のこと。ただし、副作用や現在受けている治療への影響もある可能性があることは、認識しておきましょう。

こうした治療を受ける際には、現段階で分かっている臨床データや検証結果などをきちんと患者側も把握し、選択肢として適切かどうかを治験や臨床試験などの知識が豊富な医師にセカンドオピニオンを求めるなどして治療を決定するといいでしょう。

日々進化しているがん治療。標準療法では手詰まりになってしまえば、なんでもいいからやってみたい、という気持ちになるのは当然です。また、新しい治療技術ががんを治す光となることも大いにあるでしょう。難しいことかもしれませんが、メリットだけでなくデメリットにもきちんと目を向け、正しく情報を把握していくように努めましょう。

出典: 国立がん研究センター がん情報サービス「がんの治療方法」(2018年3月16日確認)

出典: (PDF)「日本臨床外科学会・日本外科学会共催(第78回日本臨床外科学会総会開催時)第17回臨床研究セミナー 第3部 外科臨床研究の実践 1.食道癌臨床研究の実践」日本臨床外科学会雑誌,2017[PDF]

出典: (PDF) 厚生労働省「日本の遺伝子治療の課題」第1回遺伝子治療臨床研究に関する指針の見直しに関する専門委員会資料 [PDF]

出典:「漢方と癌診療」臨床外科,2017

出典: 「抗癌治療における漢方薬の有用性」慶應医学,84,2007[PDF]