抗がん剤の副作用を知るサイト
癌と上手に付き合うために知る抗がん剤の副作用
現在・遺伝子治療や免疫療法が注目され始めているがん治療ですが、基本的にはがんの三大療法で治療をすることが多いです。
ここでは、がんの三大療法の具体的な治療方法について紹介します。
最も基本となるがん治療が、手術療法です。こちらは外科手術によって直接がん細胞を摘出し、治療するという方法です。
直接目視して摘出するため、検査ではわかりにくい箇所のがん細胞も摘出できます。しかし、手術によって切除するため、体にかかる負担が多くかかるのが問題点とされています。
現在ではその問題点をカバーするため、内視鏡手術といって小型カメラで患部を写して手術をすることで負担を最小限に抑えています。
化学療法は、いわゆる抗がん剤を用いて行う治療法です。点滴や注射などで体の内部へ薬剤を行き渡らせ、がん細胞を攻撃して治療を行います。
抗がん剤は全身に行き渡るので目に見えない微細ながん細胞も攻撃できるのが特徴ですが、健康な細胞も抗がん剤による影響を受けるので、体に負担が生じることが多く、これが本サイトで紹介している副作用の正体というわけです。近年では薬の開発によって副作用はだいぶ減りましたが、完全には解決できていません。
放射線照射によってがん細胞を直接攻撃し、死滅させる治療方法です。ピンポイントによる照射なので負担を最小限に抑えることができるのがポイントです。
しかし、放射線の影響によって全身症状などが発生することがあります。対策としては漢方薬などで体調を整えるといったケアがあります。
がん治療は風邪とは違い、長期にわって治療する必要があり、また、不安を感じることも多く金銭的にも精神的にも負担がかかります。そんな時に頼りたいのが公的なサポートであり、障害年金、高額療養費制度、傷病手当金などが該当します。
がん治療における金銭的なサポートは、年齢や条件によって異なりますが基本的な保障は共通しています。
健康保険に加入している場合、医療費の自己負担は3割です。しかし、高額療養費制度の場合は、負担した医療費の総額、所得区分、自己負担限度額に応じて還付金を受け取ることができます。下記自己負担限度額の目安であり、がん治療にあたり治療費の負担が増額すると還付金が戻ってくる仕組みです。
引用:http://www.nexavar.jp/patient/hcmc/HCMC/calculationCase.html
また、日常生活に支障がある場合は、指定医療機関でのリハビリサポートをしてくれる制度もあります。もし、がん治療を受ける場合は、まず公的なサポートを受けられるかどうかを確認することが先決です。
がんは、精神面にも不安をもたらします。そんな不安について解決してくれるのが、日本サイコオンコロジー学会です。
日本サイコオンコロジー学会では家族、患者の抱えている不安に対する問題をケアしてくれる団体であり、精神的なサポートをしてくれます。「病は気から」という言葉があるように、精神的に余裕を持つことで病状というのはだいぶ緩和されますよ。