抗がん剤ドセタキセルの解説

ドセタキセルはどのような抗がん剤なのか?

ドセタキセルは、タキサン系の抗がん剤です。微小管に結合することによって安定化させます。その作用によって腫瘍細胞の分裂を阻害すると言われています。

どんな癌に処方される抗がん剤か?

ドセタキセルが適応となるがんの種類は以下の通りです。ただし場合によっては異なるため、医師に確認してください。

適当されるがんの主な種類

  • 乳がん
  • 肺がん(非小細胞肺がん)
  • 胃がん
  • 頭頸部がん
  • 卵巣がん
  • 食道がん
  • 子宮体がん
  • 前立腺がん

など

気になる副作用や注意するべき点は?

ドセタキセルを使用する場合の副作用や注意事項について調べてまとめました。ガンの種類や病状によってその効果や副作用は異なりますので事前によく知っておきましょう。

ドセタキセルの副作用

ドセタキセルの主な副作用は食欲不振や吐き気や嘔吐、下痢、口内炎、アレルギー、発赤、かゆみ、潮紅、脱毛、しびれ感、全身倦怠感、発熱、浮腫 などです。体質などによって副作用もあるため注意が必要です。不調を感じた場合には病院を受診しましょう。

ドセタキセルの重大な副作用

急な体調の変化を感じたり、いつもと違う自覚症状が出た場合、速やかに医師、薬剤師に伝えましょう。

骨髄抑制

自覚症状

発熱、寒気がする、のどが痛む、口の中に白い斑点ができる、手足に赤い点または赤いあざができる、出血しやすい、水のような下痢、腹痛、口内炎、通常の生活をしていてだるさが続く、ちょっとした階段や坂で動悸や息切れを感じる、顔色が悪いなどです。

ショック、アナフィラキシー

自覚症状

皮膚のかゆみ、蕁麻疹、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、目と口唇のまわりの腫れ、息苦しさ、動悸、ほてり、意識の混濁などです。

黄疸

自覚症状

白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿が褐色になるなどです。

肝不全

自覚症状

からだがだるくなる、発熱(38℃以上)、皮膚や白目が黄色くなる、食欲がなくなる、吐き気、嘔吐、腹痛、発疹、かゆみ、意識の低下、判断力の低下、考えがまとまらない、いつもお腹が張っているなどです。

肝機能障

自覚症状

からだがだるくなる、発熱(38℃以上)、皮膚や白目が黄色くなる、食欲がなくなる、吐き気、嘔吐、腹痛、発疹、かゆみなどです。

急性腎不全

自覚症状

尿量が減る、ほとんど尿が出ない、一時的に尿量が多くなる、発疹、むくみ、体がだるいなどです。

肺線維症、間質性肺炎

自覚症状

階段を上ったり、少し無理をしたりすると息切れがする・息苦しくなる、空咳(からせき)が出る、発熱などです。

ドセタキセル服用の注意点

骨髄抑制や間質性肺炎または肺線維症、肝障害、腎障害、浮腫などのある人は、とくに注意が必要です。この薬剤を使用したあとは、車の運転や機械の操作などは控える様にしましょう。

薬剤を使用している間は、避妊を行いましょう。