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体験者から薬の副作用を教えてもらおう

抗がん剤治療を受けた人の体験談

これからがん治療を始める方にとって、抗がん剤の副作用は気になる情報の一つです。薬の効果にはそれぞれ個人差があるため、使用する際はきちんと医師から薬の効果や副作用などの情報を確認しておきましょう。

ここでは実際に抗がん剤治療を体験した方の感想をお教えします。

皮疹と脱毛に悩まされました

抗がん剤はがんを治療するのに最も有効な薬であり、現在はいろいろな病院が抗がん剤を使った治療法を取り扱っています。しかし自分が抗がん剤治療を受ける時は、どういった副作用が現れるのだろうかと不安を感じていました。

人によっては抗がん剤の効果がなかなか現れないこともあると聞かされていたため、効果が得られない場合はどう対処しようかとも悩んだことがあります。

治療が順調に進んでいる現在は、薬の効果を信じて使い続けていくことがとても大切なことだったと感じています。

またいろいろな副作用が存在する抗がん剤の中で、自分が最も気にしていた副作用は脱毛です。自分の場合は帽子やウィッグを使い、脱毛が目立たないように対応しました。

一日ごとに違うデザインの帽子やウィッグを使うことができたので、日常生活を楽しみながら治療を続けることができました。

しかし症状が部分的に発生することもあったため、髪や体毛が中途半端に残ってしまうことはありました。その時は家族と共に手入れを行ない、外観をきれいな状態に保つことが多かったです。

身体に現れた副作用の中で最も予想外だったのは、皮疹と呼ばれる症状でした。膿をもったニキビのようなものが顔や手足に現れるため、一時期は外出したり、面会を受けたりするのが辛いと感じたことがあります。

皮膚科で診断を受けて塗り薬などを処方してもらったため、その後は皮疹を目立たない状態に保つことができました。症状の大きさによっては化粧で隠せるので、現在はあまり気にしていません。

抗がん剤を投与した後の一週間は、吐き気が生じて食欲がなくなることが多かったです。特に三日目から四日目は強い吐き気を感じ、飲み物だけで一日を過ごすほど副作用が強く現れました。

一週間程経つと症状が落ち着き、強い空腹感を感じるようになったため、食事量が大幅に増えたことを覚えています。普段あまり食事をとらない方でも空腹を感じてしまうため、抗がん剤の副作用が消えた後は体重が急激に増えてしまいました。

ここまでの症状は身体の表面に現れる副作用であるため、何らかの対策をとることができますが、抗がん剤には体感しない副作用も存在します。その中の一つが肝機能の低下です。

私はがん治療を行なう時に禁酒していましたが、抗がん剤を投与する前の血液検査で肝機能の値を注意されました。食事量の増加と肝機能低下が組み合わさることで、肝臓に大きな負担が生じてしまったのだと思います。

肝機能が低下してしまうと、値が改善するまで抗がん剤の投与は延期されてしまいます。そのためがん治療を行なう際は、肝機能を改善するための体調管理がとても難しく感じました。

一時期肝機能を改善するためにダイエットをした際、なかなか体重が減らずに苦労した覚えがあります。

下痢と吐き気がとても辛かったです

私が抗がん剤を投与した際は、数日程経過した後に下痢が生じるようになりました。その後も一週間程は症状がずっと続いていたため、通院を行なう時はこの症状が最もつらかったと感じています。

症状自体はそれほど重いわけではなかったので、がん治療を行なう際は整腸剤を服用することでお腹の調子を整えていました。お医者さんの話によると、症状が重い場合は下痢止めなどの薬を処方してもらうこともできるみたいです。

抗がん剤を投与し始めた当初は、日常生活の中で吐き気や気持ち悪さを感じることはありませんでした。しかし治療がある程度進むと徐々に吐き気を感じるようになり、終盤はずっと気持ち悪い状態で日常生活を過ごす羽目になりました。

一日に数回嘔吐するようになるため、通院を行なう際はいろいろな吐き気対策を実践していたと思います。車の中や診察中などでも嘔吐してしまうため、自分の場合は副作用止めの注射を打ってもらっていました。

がん治療を続ける際はこうした症状が長い間続いてしまうため、不安やストレスを感じることがとても多かったです。

特に投薬を始めた初期の頃は症状を体感するたびに不安やストレスが溜まっていき、憂鬱になりながら日常生活を過ごしていたように思います。

いつまでこうした副作用が続くかわからなかったので、当初はお医者さんと相談を行なうことで不安を解消していました。

こうしたいろいろな副作用の中でも、自分が最も辛いと感じたのは倦怠感です。この症状が現れると身体全体が重く感じてしまい、ベッドから起き上がることができなくなります。一般的な風邪による倦怠感よりもレベルが高いため、投薬を初めて一週間の間はほとんど動くことができませんでした。その後は徐々に体力が回復したため、普段通りの日常生活を楽しむことができました。

発熱と寒気がありました

抗がん剤治療を始めた私が最初に感じた副作用は、発熱と寒気だったと思います。ブレオマイシンと呼ばれる薬を投与してもらったのですが、その後に急激な差向けを感じて38度程の熱が出ました。

この薬には遅発性の発熱といった副作用が存在しており、投与するとこうした症状が現れるようです。

また抗がん剤は正常な細胞も破壊してしまうため、がん治療を始めた後は白血球の数が大幅に減少します。そのため抗がん剤を投与した後は感染症などを予防するために、手洗いやうがいなどの対策を行なっていました。

生の魚や肉類は食中毒を発生させる恐れがあるため、投薬中は一切食べません。生のままで野菜を食べることも危険なため、食事を作る際は蒸し器やフライパンなどで食材を加熱していました。

血液内の赤血球が抗がん剤の副作用で減少してしまうと、貧血に似た症状が現れてしまいます。場合によって歯日常生活中に倒れてしまう危険もあるので、赤血球の数が減少した時は輸血や点滴を実施してもらいました。

口内の違和感や口内炎が気になりました

私はパクリタキセルと呼ばれる抗がん剤を投与してがん治療を行ないましたが、その時は嘔吐や頭痛といった副作用を感じました。

薬を投与してから病院を出る頃には、もうすでに吐き気がしていたと思います。夜は頭痛を感じたため、なかなか寝付くことができませんでした。

主治医によると抗がん剤の投与によって生じる副作用は、体質などによって異なるようです。その後は他の薬を併用することで副作用を緩和させることができ、楽にがん治療を進めることができました。

薬の副作用で最も気になったのは、口の中の違和感です。副作用による影響で口の中の粘膜が少なくなったみたいで、治療中は歯が浮いているような違和感があり、口内炎になることが多くなりました。

口内炎が発生した時は刺激が強いため、ほとんど何も食べられない日が数日間続きました。そのため、食欲のある時は時間を気にせず、しっかり食事をとるように心掛けました。

また通院中は副作用の辛さなどを軽減するために、自分の好きな趣味を楽しんでいました。がん治療を長期間続けることができたのは、読書や音楽鑑賞のおかげだと感じています。

通院中に家族や友人と楽しく会話できたことも、しっかりがん治療を続けられた要因です。副作用を恐れずにがん治療を続けるには、日常生活に大きな楽しみを見つけることがとても大切です。