抗がん剤ネダプラチンの解説

ネダプラチンはどのような抗がん剤なのか?

細胞障害薬の種類に分類され、その中でも白金を含んでいるため白金製剤のグループに属します。アクプラ静注用100mg、アクプラ静注用50mg、アクプラ静注用10mgに含まれている成分です。

DNAに結合することによって、がん細胞の増殖を抑える効果が期待できます。

どんな癌に処方される抗がん剤か?

ネダプラチンが適応となるがんは以下の通りです。ただし、全身の状態や治療方針などによっては用いられないこともあります。

適当されるがんの主な種類

  • 頭頸部がん
  • 肺がん(小細胞肺がん、非小細胞肺がん)

気になる副作用や注意するべき点は?

ネダプラチンの主な副作用には、吐き気や嘔吐、食欲不振、脱毛などがあります。ネダプラチン服用後、身体に異変を感じた場合には、すぐに担当医に相談しましょう。

ネダプラチンの重大な副作用

急な体調の変化を感じたり、いつもと違う自覚症状が出た場合、速やかに医師、薬剤師に伝えましょう。

ショック

自覚症状

皮膚のかゆみ、蕁麻疹、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、目と口唇のまわりの腫れ、息苦しさ、動悸、ほてり、意識の混濁など

骨髄抑制

自覚症状

発熱、寒気がする、のどが痛む、口の中に白い斑点ができる、手足に赤い点または赤いあざができる、出血しやすい、水のような下痢、腹痛、口内炎、通常の生活をしていてだるさが続く、ちょっとした階段や坂で動悸や息切れを感じる、顔色が悪いなど

腎不全

自覚症状

むくみ、全身のけいれん、貧血、頭痛、のどが渇く、吐き気、食欲不振、尿量が減る、無尿、血圧上昇など

アダムス・ストークス発作

自覚症状

めまい、ぼーっとした感じ、気を失うなど

難聴・耳鳴り

自覚症状

聞こえづらい、耳鳴りがする、耳がつまった感じがする、ふらつくなど

間質性肺炎

自覚症状

息切れがする、息苦しくなる、空咳が出る、発熱など

抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)

自覚症状

けいれん、意識の低下、頭痛、吐き気、嘔吐、食欲不振など

ネダプラチン服用の注意点

骨髄抑制がある人や腎・肝・聴覚障害がある人、感染症がある人は、特に服用に注意が必要です。この薬を服用している間は、妊娠や授乳は控える様にしてください。血液検査で骨髄抑制などの副作用を確認することができるため、早めに医師に相談しましょう。